オツシラヨアイ・

ヘシニャ

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ヘシニャ
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学部長からのメッセージ

 
 みなさん、はじめまして、理学部長の山内です。専門は宇宙物理学で、レントゲン撮影でおなじみのX線を使って、宇宙の観測を行っています。

 理学部で行なっているのは自然科学の教育と研究です。私たちの身のまわりにもいろいろなものがあり、さまざまな現象が起こっています。自然界にあるいろいろなもののしくみや成り立ちは、いったいどのようになっているのでしょうか。また、自然界で起こるさまざまな現象は、なぜどのようにして起こったのでしょうか。そこには何らかの理由があるはずです。そんな自然のしくみと成り立ちの理解、自然界の法則の解明を目的とするのが自然科学です。対象としているのは、私たちの生活しているスケールにあるものやできごとはもちろんのこと、素粒子などミクロの世界から、宇宙というマクロの極限の世界までと、幅広い分野にわたっていて、それらを数学、物理学、化学、生物学、環境科学といういろいろな視点から探究しています。自然科学の探究によってもたらされた新たな知見は、私たちの知的好奇心を満たすことにとどまらず、新しい科学技術へ応用されるなどして、私たちの生活を豊かにすることにつながっています。

 自然科学の探究は、なぜだろうと不思議に思う気持ち、それを知りたいという好奇心が原動力です。そして実験、観察によって現象を詳しく調べ、法則性を見いだし、それを説明する理論を構築していきます。そこでは、起こった現象をじっくり眺めてその本質を見抜くこと、持ちうる知識を総動員して、なぜそうなるのかを論理的に考えることが必要です。そうした探究の先には、答を見つけたときの「わかった」という感動や新しい事実の発見など、ワクワクする世界が広がっています。奈良女子大学理学部における学びの中で、探究活動に必要となる基本知識と論理的に考える力、課題を解決する能力を身につけ、自然科学の面白さを体験してもらいたいと思っています。

 奈良女子大学は日本に二つしかない国立の女子大学として、これまで数多くの女性人材を社会に輩出することで、男女が互いに尊重し合いながら、それぞれの個性や能力を十分に発揮できる社会の実現に向けて貢献してきました。しかし、残念なことに我が国の科学技術分野での女性の割合は今なお低いのが現状です。そこで本学では、女性研究者支援のための様々な取り組みを行い、教育研究環境の整備に努めています。そして、そのような環境のもと、理学部では自然科学の素養を身につけ、次世代の課題の解決に向けてリーダーとして取り組むことのできる人材を社会に輩出することを使命として、教育・研究に取り組んでいます。

 奈良という自然に恵まれ、長い歴史と落ち着きのある静かな環境と、女性に配慮した教育研究環境の中で、共に自然科学の探究に取り組んでいきましょう。